きなこの病気のこと 3
- 2020.11.22
- 猫

さて、GW真っ只中の5月3日、広島の先生にきなこを診てもらえることになりました。
ヨロヨロのきなこをキャリーケースに入れ、パートナーと一路広島へ。
片道5時間ほどの長旅、きなこは耐えれるのだろうか。
急だったのできなこのトイレは家で使っているものを丸ごと持って行きました。
水とエサの器も家用をそのまま持って行きました。
世間はコロナで自粛の時だったので、人用にアルコール除菌シート、手指用の除菌ジェル等も完備して行きましたよ。
天気は悪かったように思いますが、緊急事態宣言中の高速はさすがに車が少なく、21時過ぎには広島の病院に到着することができました。
先生は帰宅されていましたが、連絡するとすぐに病院に出てきてくださいました。
簡単な問診の後すぐに採血。
初めての採血なもので、暴れる暴れる。
タオル保定をしつつ、なんとか採血終了。
そのあと結果を少し待ち、診察を受けました。
これまでの症状、血液検査結果と診察から、FIPの可能性が高いとのことで、確定診断を待たずしてこの日から早速MUTIANの投薬を開始することになりました。ホッ
確定診断のための腹水採取もバッチリできました。
もちろん暴れる暴れる。
腹水なのでお腹にプスッと針が・・・タオル保定の力も入らないくらいの恐怖でした。グフッ
きなこはFIPのウェットタイプ初期との診断で、体重1kgに対し100mgの投薬量で、1日1回決まった時間に投薬しなければいけないとのこと。
ウェットだったりドライだったりタイプの違いや、初期だったり中期だったりステージの違いで体重に対する投薬量は変わるみたいですが、きなこは一番投薬量が少ない病状だったようです。
このとききなこの体重は3.15kgでしたので、毎日350mgの薬を飲ませることとなりました。
MUTIANは50mg、100mg、200mgのカプセル状になっており、体重が500g増えるごとに薬が50mg増えるらしい。
きなこは成長期で体重もドンドン増えていくことが予想されたので、色んな薬量に対応できるようなカプセルサイズの組み合わせで、2週間分の薬を購入して病院を後にしました。
時刻は既に22時、毎日確実に投薬できる時間は22時だねと話し合い、今日はもうすぐに飲ませないとということで、病院を出てすぐのコンビニへ。
カプセルの飲ませ方なんて、ぼくもパートナーもきなこも知らない。
カプセルから中の粉を出してウェットフードに混ぜての投与でも良いと先生が仰っていたので、先生の教えに従いウェットフードに混ぜてみることに。
始めて見るMUTIANは真っ赤?オレンジ?と、なかなか鮮やかな色をしていて、ウェットフードに混ぜたら、見た目は香辛料が効いたとても辛そうなフードに仕上がりました。グフッ
先生曰く、MUTIAN入りのフードは色やにおいが気になって、デリケートな猫は食いつきが悪いらしい。
そしてきなこは・・・普通に食べました。ヨシッ
むしろ、ガツガツ食べました。
食欲は落ちてはいたものの、お腹が減っていたのか、よく食べてくれました。
こうして初日の投薬は無事に終了しました。
帰り道きなこはウトウトしていて、まだ薬は効いてはいなかっただろうけど、元気だった頃のきなこの寝姿に見えて、広島に連れて行ってよかったな~と思いました。
そうそう、書き忘れていましたが、行きも帰りもサービスエリアで休憩をとりまして、きなこもキャリーケースから出してトイレをしーの、ごはんを食べーの、水を飲みーのしました。
家用のを持って行ってたのですんなり使ってくれたのかな~と、それはよかったな~と思いました。
そうこうしながら家に帰り着いたのは翌日3時頃でした。
長い一日が終わりました。長かった~
ふー。きなこの病気のこと、まだ続きます。
-
前の記事
きなこの病気のこと 2 2020.11.15
-
次の記事
きなこの病気のこと 4 2021.01.17